東京優駿（日本ダービー） GⅠ

　先週のオークスは、距離に懸念があったスターズオンアースとナミュールを或る程度信じられたのと、ルメール騎手のそつない騎乗のお陰で、良い結果を得られました。まあ、手広くいったからですけど。今週も距離どうかなという悩みがまた指数1位馬ですが、考えすぎると外れる傾向にあるので、結果として出ている数字のみを信じたほうが良いかも知れません（笑）


東京優駿（日本ダービー）　GⅠ

コースペース：MSH
想定ペース：MSH


指数1位：ジオグリフ
指数2位：オニャンコポン、ダノンベルーガ、ドウデュース、イクイノックス
指数3位：アスクビクターモア、ジャスティンパレス、ジャスティンロック
指数4位：マテンロウレオ、ビーアストニッシド
指数5位：アスクワイルドモア、キラーアビリティ


ダノンベルーガ
　新馬、共同通信杯と連勝時の自身ペースはSSH。前走、皐月賞はHSMのレースをMSH走破。まだキャリア3戦で、皐月賞は終始馬場の悪いところを通ったこと、右回りより左回りの方が良いと言われていることなどから1番人気の模様。ただ、今回は上位人気4頭が指数的には差がなく、共同通信杯も0.2差2着のジオグリフより1kg軽かったことから、順位をつけるのは難しい。大外のイクイノックスや距離どうかのジオグリフなどと比較するとマイナス点は少なそうだが、正直横一線の評価。


イクイノックス
　キャリアパス2戦で前例のないローテで挑んだ皐月賞は負けて強しの内容。父キタサンブラックがどうなのか分からないが、とにかく距離は問題なさそう。東京コースも実績があり、ローテ的に上澄みしかなく、キャリア3戦でこの指数というのは大物感があり、ペース経験と速度指数も問題ないことから、最もダービー馬に近い存在と感じる。ただし、大外。先週、同じルメール騎手が克服しているとはいえ、オークスよりも流れるダービーで位置取りが後方になれば差し遅れる可能性もあり。


ジオグリフ
　指数単独1位。この馬もペース・速度指数ともに問題なく、父ドレフォンが芝2400mでどうなのかという点のみ。


ドウデュース
　皐月賞では位置取りが後方過ぎたのは確かだが、ペースが予想以上に落ち着いたなかでそれでも上がっていかなかったのは、鞍上が距離に対して信用しきれていなかった結果のような気もする。しかし、結果的にあの最後の脚を引き出せたことによって、ダービーでもの手応えをつかめたのでは。更なる距離延長で、大丈夫とはいいながらも“多分”がつくであろう状況で、キズナの再現を狙っての強襲になるのではないかと思われる。
　新馬を除く近4戦はいずれも中間Sで、朝日杯はMSM。2着に敗れた弥生賞はMSHであり、中間Sの上がり勝負で先行すればやはり切れ負ける。皐月賞は例年HSMMなので後方待機はあながち間違ってはおらず、結果的にMSHとなったことで敗れたが、ダービーを見据えた場合はあの待機策（＋動かない騎乗が）良い方に出そう。


◎ドウデュース
○イクイノックス
▲ジオグリフ
△ダノンベルーガ
△ピースオブエイト
△オニャンコポン
△ジャスティンパレス
×アスクビクターモア
×プラダリア
×ジャスティンロック


　ドウデュースからダノンベルーガまでは横一線だと思いますが、敢えて順位をつけるとこうなりました。ダノンベルーガが△なら他△は全て×にしても良いのですが…。基本的にトライアル1着馬とディープ産駒を入れる方向でいくと、数が多くなってしまいましたが、ピースオブエイト以下は3着付けメインで手広くいってみようと思います。尚、京都新聞杯1着のアスクワイルドモアは上がりM型、プリンシパルステークス1着馬のセイウンハーデスは距離が長いかなという見立てで見送りました。